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TEACHING & HERITAGE

真言宗の
教え。

真言宗について。
弘法大師のご生涯と、真言密教の教えをご紹介します。

01 / 真言密教

金色の梵字

弘法大師が伝えた、
真言密教。

真言宗は、弘法大師空海が日本で広めた真言密教の教えを受け継いでいます。「真言」は、仏の真実のことばを意味します。真言を唱え、仏さまの教えを学び、日々の行いの中で実践することを大切にしています。

空海は唐に渡り、長安の青龍寺で恵果和尚から密教を学び、日本へ伝えました。経典を読むことに加え、師から弟子へと受け継がれる学びと実践を大切にする教えです。

大日如来

真言密教の中心となる仏さま。

真言密教の中心となる仏さまが、大日如来です。密教では、大日如来を宇宙の真理そのものが姿をあらわした仏として受けとめます。そのさまざまな徳やはたらきは、観音菩薩や不動明王など、多様な仏さまのお姿にも示されます。さまざまな仏さまを通じて、大日如来の智慧と慈悲にふれることができます。

02 / 三密

身と、ことばと、心。

真言密教では、仏さまの身体・ことば・心のはたらきを「三密」と呼びます。行者の身・口・意を仏さまの三密と一致させ、仏の智慧をさとることを目指します。

身からだ
身のはたらき。
日々の行いを見つめる。
口ことば
声とことばのはたらき。
相手へ届ける言葉を大切に。
意こころ
心のはたらき。
自分の思いに向き合う。

日々の暮らしでも、人をいたわる行い、相手を傷つけないことば、偽りのない心を大切にします。自らの行いを省みるとともに、他の人々の幸せのために尽くすことが、教えを実践する第一歩となります。

三密加持は、仏さまと行者の身・口・意が感応し、一体となることを目指す実践です。日々の行いを見つめることを入口に、教えへの理解を深めていきます。

03 / 両界曼荼羅

慈悲と智慧を示す、
両界曼荼羅。

曼荼羅は、仏さまの世界や密教の教えを目に見えるかたちであらわしたものです。真言宗では、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅を合わせて「両界曼荼羅」と呼びます。

慈悲

胎蔵界曼荼羅

中央の八葉蓮華と周囲の諸院を描いた胎蔵界の生成概念図

胎蔵界曼荼羅は、『大日経』に基づく仏の世界を表します。中央にあるのは、八枚の花びらを開いた蓮華をかたどる「中台八葉院(ちゅうだいはちよういん)」。その中心に大日如来を、周囲の八葉に四仏と四菩薩を配するのが、伝統的な構成です。

そのまわりには、観音院や文殊院など、仏さまのさまざまな徳とはたらきを表す区画が広がります。多くの尊像は、互いに無関係な存在を並べたものではありません。大日如来の豊かなはたらきが、多様な姿で示されていると受けとめられます。

胎蔵界は、あらゆるいのちを育む慈悲の世界を表すものとして説明されます。中央の大日如来と周囲の諸尊を通して、仏さまの慈悲のはたらきを学びます。

智慧

金剛界曼荼羅

九つの会を三行三列で表した金剛界の生成概念図

金剛界曼荼羅は、『金剛頂経』系の教えに基づき、大日如来の智慧を表します。日本でよく知られる「九会(くえ)曼荼羅」は、画面を三行三列の九つの区画に分け、それぞれの「会」に仏の世界を示す構成です。

九つの会は、同じ図を繰り返したものではありません。尊像の集まりや表現を変えながら、仏の智慧をさまざまな面から伝えます。上段中央の「一印会(いちいんね)」では、大日如来一尊を大きく表す点も、全体を眺める手がかりになります。

ここでいう智慧は、知識の多さだけを指すものではありません。物事のあり方やつながりを正しく見きわめるはたらきです。胎蔵界が示す慈悲とともに見ることで、二つの曼荼羅が一体として伝える教えにふれられます。

二つは切り離された世界ではありません。慈悲と智慧がともにはたらく世界を、異なる面から伝えています。

御廟で瞑想する弘法大師を想像して描いた生成挿絵

04 / 弘法大師・空海

奥之院に伝わる、
入定信仰。

高野山では、弘法大師は今も奥之院で深い禅定にあり、人々の幸福と世の平和を願っておられると信じられています。この「入定信仰」は、今日まで多くの人々の祈りを支えてきました。

お大師さまは、今も人々を導いてくださる方として慕われています。

行状図絵の26場面をもとに、唐での修学や高野山の開創など、ご生涯と伝承をご紹介します。

弘法大師のご生涯 ↗

05 / 高野山真言宗

長運寺の宗派、高野山真言宗。

山々に囲まれた高野山の町と寺院を上空から描いた生成イラスト
地形と主な場所を参考にした想像の鳥瞰図。正確な地図・建物配置を示すものではありません。

長運寺は、高野山真言宗の寺院です。高野山真言宗は、総本山金剛峯寺を中心に真言密教の教えを伝えています。高野山のページでは、弘法大師による開創、壇上伽藍、奥之院、金剛峯寺をご紹介します。

高野山について ↗